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2016.10.11出場校の主将に聞く③ 東洋大

更新日 2016年10月13日 21時51分

昨年の全日本大学駅伝を制した東洋大の橋本澪主将(4年)に夏合宿を終えてのチーム状況や2連覇への思いを語っていただきました。

☆戦力分析 総合力4、チームワーク5、スピード4、スタミナ3、勢い3)

――総合力は4。特にチームワークに自信があるのでしょうか。

去年は、この時期の合宿で走ってほしい選手が走れていない状況でした。今年は下級生も2年生の山本修二を筆頭に、1万メートルで28分台を出した1年生の渡辺奏太など、下級生が頑張っています。4年生も最後の学年の意地がある。総合力としてもチームワークとしても、ここまでは順調にこれているのではないかな、と思います。

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――スピードが4でスタミナが3です。

4年生の服部弾馬、桜岡駿などスピードがある選手がいます。スタミナに関しては、この夏でしっかり追い込んできたので、これからどんどん上げていけると思います。


――夏合宿でスタミナ強化にも取り組まれたと思います。8月の月間走行距離を教えてください。

人によりますが、平均して800~1000キロくらいです。


――勢いは3と少々控えめな印象です。

そうです。例年、駅伝シーズンになると調子が上向いてくる選手が多いチーム。チームとしての調子も上がってくると思うので、今はちょっと控えめにしました。


――駅伝シーズンの目標を教えてください。

全日本大学駅伝は連覇がかかっています。去年の先輩が優勝してくれたので、しっかり続けるようにしたい。全員で連覇を目指して頑張っている状態です。


――キーパーソンになる選手は。

4年生だと山本采矢。これまでは、大会直前に故障などをして走れなかったので。やっぱり4年生がしっかり走れると良い。3年生には全体的に期待しています。2年生も今年の箱根駅伝を走った山本修二、小笹椋......。そのへんがしっかり走れてくれば。1年生も走れている選手が多いので、しっかり駅伝に合わせてくれば戦力になるのではないかな、と思います。


――今年のチームの特徴とすると。

本当にみんながチームのことを考えているチームだと思います。自分は今まで主将をやったことがないタイプでしたが、周りがしっかりサポートしてくれています。


――主将の選び方は。

今年のチームは最初、1人に任せるのではなくて「4年生みんなでやってほしい」というのがあって、最初は主将を決めずにやっていました。春ごろに副主将の2人と呼ばれて、監督から「今年はおまえたちにやってもらう」とみんなの前で言われました。自分は話すことも得意じゃないですし、走力も歴代の主将に比べたら全然ないので、「東洋大の主将」ということに少しプレッシャーを感じることもありました。

――どうやって乗り越えたのでしょう。

いまでも正直、「主将として何ができているのか」と考えることはあります。でも、みんなのサポートやアドバイスもあって、今までやってこられているのだと思います。自分は、せめて普段の生活や練習をする時に、人よりやっている姿を見せられるように生活しているつもりです。朝練習は30~40分前に起きて一番先に外に出てくるようにしています。今年は初めてAチームの合宿に最後まで参加できていますし、故障も去年の10月から1回もしていない。駅伝シーズンは走力でもチームにも貢献したいです。


――注目しているチームやライバル視しているチームは。

やっぱり青学大さんは意識しています。去年は全日本では勝ちましたが、(青学大が)ベストメンバーで臨めなかったというのもあります。出雲、箱根では負けてしまっている。ライバルというか追いかけないといけないな、とは思っています。


――ほかには注意したいチームは。

やっぱり駒大さん。今年は(優勝を)狙ってくると思います。東海大も強い1年生が入っていると聞きますので注目しています。

(聞き手・小林直子)

2016.10.11出場校の主将に聞く② 駒大

更新日 2016年10月13日 21時50分

全日本大学駅伝で最多の優勝12回を誇る駒大。今季のチームについて、浅石祐史主将に伺いました。
☆戦力分析(総合力4、チームワーク5、スピード3、スタミナ4、勢い3・5)


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――総合力が4。中でもチームワークが5ということは仲が良いということですか。

走っているときは、学年や上下関係はありません。練習面は、できれば上級生が引っ張るかたちをとっているのですが、2年生ら下級生も上のチームで走っています。私生活の面はある程度の決まりを守ったうえでしっかりしているチームだと思います。


――スピードが3でスタミナが4。スタミナの方が自信があるのですね。

そうですね。夏合宿を通して長い距離を走ることができたので、スタミナはついたと思います。スピードは今年、5000メートル、1万メートルで良い記録を出した選手が少ない。例年と比べれば、少し足りない部分があるかな、と考えました。


――夏合宿では1日に最長でどのくらい走ったのでしょうか。

だいたい60キロくらいでしょうか。


――1人の選手の8月の月間走行距離は平均するとどのくらいになりましたか。

1000キロ前後ですね。


――それはかなりスタミナには自信がつくのでは。

合宿後半になるにつれて、自信がついた選手が多いと思います。


――勢いは3・5ということですが。

今年は前半のトラックシーズンで、(実力が)中堅あたりの選手が思っていたより結果を出せませんでした。夏合宿終えてどうなるか、というところですね。


――夏合宿を経たいまのチーム状況を教えてください。

夏合宿の前半は「どうなるかな」と不安だったんですけど、後半になるにつれて、しっかり練習出来てくる選手が多くなってきました。駅伝シーズンの秋につながるという手応えを感じています。


――駅伝シーズンでキーパーソンになりそうな選手は。

4年生の中村佳樹、3年生の高本真樹あたりは、夏合宿の後半に距離を増やして練習をやっていました。練習全体を通してみても、この2人には勢いがあるのではないかな、と思います。


――これから期待する選手や「このチームには欠かせない」という人は。

えー、誰だろう。やっぱり中村佳樹にしておきます。4年生ということで自覚も感じられる。一番は夏合宿を積極的にやっていたところです。


――今年のチームは去年と比べるとどうでしょうか。

3、4年生、上級生に選手に力があるチームになったと思います。


――4年生が今シーズンのチームカラーとして大事にしていることは。

4年生が引っ張って、4年生が後輩から頼ってもらえるようなチームです。これまで自分も1、2、3年とやってきて、4年生が強いチームは強いな、と思いました。今年のチームになってからは、月に1、2回の学年ミーティングを開くなどして、この気持ちを4年生には伝えています。


――主将はどのように決まったのですか。

けっこう言われるのですが、正直自分もわからないです(笑)今年の箱根駅伝前の昨年12月末に監督に呼ばれて、「来年、キャプテンにするから」と言われました。心の中は「え?!」ってなったんですけど、「はい」と言ってしまいました。


――だんだん慣れてきた。

監督に言われたので、やるしかないという気持ちでしたし、どういう主将がチームにとって良いのかわからないですけど、時間が経つにつれて、しっかりした主将になれれば良いかな、とそのときは考えました。


――高校時代も主将だったのですか。

はい。でも、このチームでは自分ではないと思っていました。


――主将として気をつけていることは。

1番上ななので、ある程度、練習面でも私生活面でも自分自身がしっかりしていかないといけないですし、言うべきことは後輩に言おうと心がけています。


――最後に今の目標を教えてください。

今年は箱根駅伝を一番大事にしています。優勝を目指しています。それはずっとみんなに言ってきています。もちろん出雲、全日本でも、しっかり優勝を狙えるチームを作りたいです。その結果、すべて優勝できていれば良いと思っています。

(聞き手・小林直子)

小林 直子
(こばやし・なおこ)

2008年入社。今年5月にスポーツ部に異動し、大学駅伝の担当に。
学生時代は陸上部。故障していた大学2年の時、応援に駆けつけた全日本大学駅伝の地区選考会で、チームメートが本大会出場を決め、勇気づけられた思い出もあります。けがに苦しむ選手や支えるマネジャーなど「大学駅伝の舞台裏」にも迫りたいと思っています。


小田 邦彦
(おだ・くにひこ)

銀行勤務を経て、1999年入社。陸上、バドミントン、重量挙げなど、アマチュア競技を長年担当。
全日本大学駅伝の取材は2005年から。優勝校よりも、敗れたチームの方が気になる44歳。


増田 創至
(ますだ・そうじ)

1999年入社。学生時代は陸上の長距離選手。
全日本大学駅伝は、先頭でたすきをもらって首位を明け渡し、陸上雑誌の表紙になってしまった思い出の大会です。

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