秩父宮賜杯 第41回 全日本大学駅伝対校選手権大会
09/1004
更新時間 15時41分
横浜市の日体大健志台キャンパスで9月26、27両日に「日体大長距離記録会」がありました。
この記録会は高校、大学、社会人まで参加。大学生にとっては、強い社会人選手に引っ張ってもらえることで記録が出やすい。特に秋の記録会は例年、夏合宿の成果を見るとともに、誰を駅伝に出場させるかを決める大切な資料となっていました。
ところが今年3月に日体大陸上部の跳躍パートで不祥事が発覚し、長距離パートでも春の記録会の開催を自粛。秋に再開されるかどうか、各大学が気をもんでいました。
無事に再開された記録会。昨年の全日本王者の駒大の選手が目を引きました。
1万メートルの最終組では主力の1人、深津卓也選手(4年)がきっちり28分台で走りました。前年終盤は故障に悩まされて、不本意なシーズンを送りましたが、今年は順調に仕上がっているようです。
また昨年の全国高校駅伝の1区で区間賞。期待の1年生、上野渉選手(仙台育英高)も深津選手と同じ組で常に先頭集団をキープし、28分台でゴール。こちらも期待に違わぬ走りでした。
今年の駒大は、10月12日の出雲駅伝、10月17日の箱根駅伝予選会に出場してから、11月1日の全日本に挑むという、例年以上にタイトなスケジュールです。どんな走りを見せてくれるのでしょうか。
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09/1002
更新時間 15時45分
9月23日、全25の出場校が出そろいました。
22、23日に出場を決めた4校のうち3校が国立大でした。東北大、信州大、広島大とそれぞれ個性的なチームです。
1万㍍を8人で走った合計タイムで競った東北地区の東北大は、大学院生5人を擁しました。5年ぶりの出場になるので、前回の伊勢路を経験している修士2年生がいるのは心強い限りです。メンバー唯一の修士2年生が農学研究科で食品化学を研究する小林和也選手。5年前は全日本の4区の試走までしながら、補欠に回ったそうです。それでも「いい経験をさせてもらって、モチベーションが上がった。また全日本に行きたくて、大学院生になっても走り続けた」と言います。「今度は後輩に同じ思いをさせてあげたい」と意気込んでいました。
信州大には別の大学にいる兄弟と全日本出場を決めた選手がいました。村沢陽介選手(3年)の弟は、東海大の村沢明伸選手(1年)です。弟は昨年の全国高校駅伝を日本高校最高記録で圧勝した佐久長聖高(長野)のエースでした。9月の日本インカレ1万㍍でも2位に入り、関東の強豪に混じっても、1年生にしてすでにトップレベルにいます。兄に聞くと、「弟は、もう1ファンとして応援するようなレベルです」と苦笑していました。体育の教員を目指しているという陽介選手も教育実習直後であるにもかかわらず、選考会の10マイルレースを全体の3位で走り、大きく出場に貢献しました。
全日本では弟と同じ区間を走る可能性もあります。「それはそれで、チームのためなんでしっかりタスキをつなぎたい」と気を引き締めていました。
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09/0905
更新時間 10時05分
8月中旬、新潟・旧山古志村(現・長岡市)であった東洋大の合宿にお邪魔し、その様子を9月5日付けのスポーツ面「自由自在」というコラムで紹介しました。
山古志は04年10月に起きた新潟中越地震で最も大きな被害を受けた場所の一つです。東洋大は昨夏より「山登り合宿」として、山古志に来ています。東洋大の山登りといえば、駅伝ファンにはおなじみの柏原竜二選手がいます。今年1月の箱根駅伝5区で1年生ながら区間新を更新し、現在、大学のトップランナーにまで成長しました。柏原選手も昨年、山古志合宿に参加。今年も来ていました。
その山古志で「ゾウ」に出会いました。白や黄のバスタオルで作った「がんばるぞう」というそうです。
新潟中越地震直後、95年の阪神・淡路大震災の被災地、神戸から来たボランティアが広めたのがこのゾウでした。過去、神戸の人たちを癒やし、そして山古志でも被災地の人々を癒やした「由緒正しい」ゾウです。
東洋大の選手が寄せ書きをした「がんばるぞう」が山古志に送られました。そして選手らにも、地元の人たちが手作りしたゾウがプレゼントされました。
本当は頭や首に、地元名物の闘牛の白い「面綱」がつけられます。今回は東洋大特別バージョンで鉄紺のタスキが巻かれていました。
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岡田 健
(おかだ・たけし)
2年間の東京社会部での勤務を終え、記者生活12年目の今春、スポーツ部に復帰し、名古屋に。専門は主に卓球、バレーボールなどネットがある球技。昨年は北京五輪を現場で取材した。74年生まれ。奈良県出身。
主催:[社]日本学生陸上競技連合/朝日新聞社/テレビ朝日/メ~テレ/