秩父宮賜杯 第41回 全日本大学駅伝対校選手権大会


 

取材日記

全日本大学駅伝 取材日記

10/0702

苦しんだ日体大

更新時間 09時20分

 6月26日にあった関東地区選考会。個人的に台風の目になると思っていたのが日体大だった。だが、もがき苦しんだ。

 

 昨年、普段ほとんど付き合いがない跳躍パートの部員の不祥事で、長距離まで自粛の渦に巻き込まれた。全日本の選考会出場を許されなかった。

 

 彼らは「今年こそは」という思いを込めて、選考会に挑んだ。第2組終了時、出場圏外の6番目だった。第3組、1年生の本田匠の足取りがおかしい。何とか40人中29番目にゴールしたが、倒れ込んだまま動かない。担架で運ばれた。第3組終了時もまだ6番目だった。

 

 そこで第4組の4年生、出口和也が奮起した。拓大のケニア人留学生2人が飛ばす中、ペースを崩されず、ラスト勝負にかけた。日本人トップの3番目でゴールしたことが効いて、ぎりぎり5位で選考会を抜けた。出口は「本田が倒れた。僕がやってやらなきゃという思いだけで走りきった」

 

 エース格の1人、福士優太朗が直前の風邪で欠場した。1万メートルのレースをほとんど走ったこと がない1年生2人に託さなければならないほど、戦力は整わなかった。本田は脱水だったが、その後に回復して事なきを得た。選考会直後の別府監督は「かなり苦しかった。出場権を取れたことでよしとしないと」とホッとしていた。

 

日体大ブログ用.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

集団で競り合う日体大の出口和也(1)=6月26日、国立競技場、岡田健撮影

 

 

 

Posted   この記事を表示

RSS2.0

プロフィール

記者写真

岡田 健
(おかだ・たけし)

記者13年目。専門は卓球、バレーボールなどの球技ですが、昨年からの大学駅伝担当を機に走ることのおもしろさに目覚め、自分でも走り始めました。今年の目標はハーフ完走。74年生まれ。奈良県出身

RSS1.0